9月20日(土)は、千葉県の一宮海岸付近を舞台とした『九十九里トライアスロン』へ出場してきました。実はこの大会、今回が初めての開催。今シーズン、最後のトライアスロンレースとなります。
今回レースに向けた抱負は、
「とにかく楽しんでシーズンを終える」
こと。6月に出場した館山トライアスロンではスイムで溺れてしまい、自己ベストこそ更新したものの、とても悔いの残るレースとなってしまいました。そしてその経験がトラウマとなり、いつしか気持ちのうえでスイムが苦手に…。これからもトライアスロンを続けていくために、良い形でシーズンを終えたいと考えて臨んだレースです。
結論から言うと、とても満足のいくレースができました。記録もさることながら、スイム・バイク・ランという3つのパートにおいて、それぞれ中身も充実できたと思います。その結果を、記録も兼ねて綴っておきます。
■スイム|とにかくリラックス♪
館山トライアスロン以来、実はほとんどスイム練習が出来ずにいました。プールには1〜2回行ったのですが、1kmも泳げばお腹いっぱい状態。しかし恐怖とまではいかず、今回のスイムでは自分にこう言い聞かせていました。
「ウェットスーツを着ているのだから、どうやったって沈まないさ((´∀`))ケラケラ」
「他選手と接触したら、落ち着いて立て直そう。平泳ぎもOK( ´∀`)bグッ!」
「焦れば焦るほどつらくなる。とにかくリラックス♪」
一宮川の河口で行われたスイムコース。実は渋滞にハマってギリギリ会場到着となったため、事前の試泳ができず…しかし、水面を見て安心。水中はお世辞にもキレイとは言えず緑に濁っていましたが、海と比べて波はほとんどありませんでした。
気温が21度と低く、ウェットスーツをロングジョンしか持っていない私はピーンチ!と思いきや、水中に入ると思ったより温かい。実は水温の方が、22度と高かったんですね。この温かさに緊張も解れ、自分でも驚くほど落ち着いてスイムスタートを待っていました。
スタート直後は混戦になるので、私はあえて外側へ。コースが大回りになってしまうより、他選手とのバトルを避けました。これは、やはり館山での苦い経験からの判断です(´・ω・`)
腕をしっかり伸ばして、4回に1回は呼吸。思考が落ち着いていたので、いろんなことを考えながら泳ぎました。左右前の選手が近づいていることにもわずかな視界の変化で気付き、できる限り接触しないよう回避。ふと気づけば、14分で折り返しのブイに到着です。河口のため行きは流れがあり、その流れに乗って泳げたことも良かったのかもしれません。
折り返すと、少々波が出てきました。後続ウェーブの選手が追いつくとともに、先行ウェーブの選手もチラホラ。行きのようには進まないものの、頭のなかは至って冷静。以前ならば「なにを!」とつい力んで泳いでしまうのですが、全身がリラックスた状態でどこまででも泳げそうにさえ感じました。ちょっと変な表現ですが、「泳ごう」としないことが、結果としてスムーズに泳げたのだと思います。
スイムアップして計測ポイントで時計を見ると、時間は33分。館山より14分速く、自己ベストと比べても2分速いアップでした。感覚としては35分オーバーくらいで泳いでいるようなリラックス感だったので、ちょっと驚き。しかしこの大会、実はトランジションまで1kmあるという難関が!バイク準備がまだ下手な私は、しっかり走らないと大きなタイムロスになります。脚にも思ったほど疲労感が無かったので、スタスタとトランジションへ。普段から裸足RUNでトレーニングしているので、1kmの裸足なんで問題ありませんヽ( ´ー)ノ フッ
■バイク|攻めて攻めて諦めない!
トランジションエリアに着いても、とにかく慌てない。あらかじめイメージ通りに並べておいたギアや荷物を、イメージ通りに準備するだけです。今回、ウェットスーツはトランジションエリアに着く手前で脱ぎ、あらかじめ渡された専用の袋に入れておく規定でした。後から誰のか分からなくならないように...という配慮のようです。
トランジションでの準備は、簡単に次の通り↓
初トライアスロン以来、バイクは一番の苦手種目でした。後からレースのリザルトを確認しても、バイクが足を引っ張っているのは一目瞭然。しかしスイムで時間をロスした館山トライアスロンで、思いっきり爆走。これをキッカケに、バイクへの苦手意識は消えていました。
「とにかく攻める!」
そう心に決めたバイクパート。1人で乗っているとやはりテンションが上がらないものの、自分より速い選手と競うと、俄然やる気になることを感じていました(最終的にはチギられるんですけど…)。
有料道路を使ったワンウェイコースは、キレイに舗装されたフラットコース。見晴らしも良く、とても気持ち良い風を感じながら走ることができました。平均時速30kmを維持しつつ、「抜かれたらついていく」の気持ちで自分なりに力走。時速40kmを超えたときはやり過ぎたと思いましたが、むしろ気持ちは高ぶっていたように思います。
折り返しコースなので、途中で同じトライアスロンチームの仲間と何人もすれ違いました。そんな中、ふと1つのことに気づきます。
「俺、今チームの中で先頭なんじゃね(;・∀・)!?」
そう。スイムは年代別にウェーブスタート。出場した仲間の中で最年少だった私は、スイムも無事アップできたため先頭にいたんです。当然といえば当然…ですが、いつもならここからバイクでごぼう抜きにされるところ。
「負けねぇ( ゚д゚ )クワッ!!」
良くわからない負けん気が起きて、そう誓いました。バイクが苦手なことは、仲間の多くも知っている事実。だからこそ、苦手を克服した本レースでは、バイクで抜かれたくないと思ったんです。「バイクでも勝負できる」という、自信を持ちたかったのかもしれません。
結果、なんとか仲間からは抜かれず1:27:36でバイクフィニッシュ。館山トライアスロンよりは10分ほど遅いですが、あのときはスイムで泳げず疲労がありませんでした。途中、ちょっと攻め過ぎて中だるみしたシーンもありましたが、自分としては満足です。
さぁ、いよいよレースはクライマックス。最後のランパートへ移ります。
スタート直後は混戦になるので、私はあえて外側へ。コースが大回りになってしまうより、他選手とのバトルを避けました。これは、やはり館山での苦い経験からの判断です(´・ω・`)
腕をしっかり伸ばして、4回に1回は呼吸。思考が落ち着いていたので、いろんなことを考えながら泳ぎました。左右前の選手が近づいていることにもわずかな視界の変化で気付き、できる限り接触しないよう回避。ふと気づけば、14分で折り返しのブイに到着です。河口のため行きは流れがあり、その流れに乗って泳げたことも良かったのかもしれません。
折り返すと、少々波が出てきました。後続ウェーブの選手が追いつくとともに、先行ウェーブの選手もチラホラ。行きのようには進まないものの、頭のなかは至って冷静。以前ならば「なにを!」とつい力んで泳いでしまうのですが、全身がリラックスた状態でどこまででも泳げそうにさえ感じました。ちょっと変な表現ですが、「泳ごう」としないことが、結果としてスムーズに泳げたのだと思います。
スイムアップして計測ポイントで時計を見ると、時間は33分。館山より14分速く、自己ベストと比べても2分速いアップでした。感覚としては35分オーバーくらいで泳いでいるようなリラックス感だったので、ちょっと驚き。しかしこの大会、実はトランジションまで1kmあるという難関が!バイク準備がまだ下手な私は、しっかり走らないと大きなタイムロスになります。脚にも思ったほど疲労感が無かったので、スタスタとトランジションへ。普段から裸足RUNでトレーニングしているので、1kmの裸足なんで問題ありませんヽ( ´ー)ノ フッ
■バイク|攻めて攻めて諦めない!
トランジションエリアに着いても、とにかく慌てない。あらかじめイメージ通りに並べておいたギアや荷物を、イメージ通りに準備するだけです。今回、ウェットスーツはトランジションエリアに着く手前で脱ぎ、あらかじめ渡された専用の袋に入れておく規定でした。後から誰のか分からなくならないように...という配慮のようです。
トランジションでの準備は、簡単に次の通り↓
- ウェットスーツを袋に入れる
- 飲み物を飲んでそのままボトルをバイクに挿す
- 身体(特に足)をタオルで拭く
- 靴下&バイクシューズを履く
- バイクグローブを着ける
- ゼッケンベルト(ゼッケン付)を巻く
- ヘルメットを被ってサングラスをかける
- ラックからバイクを下ろす
初トライアスロン以来、バイクは一番の苦手種目でした。後からレースのリザルトを確認しても、バイクが足を引っ張っているのは一目瞭然。しかしスイムで時間をロスした館山トライアスロンで、思いっきり爆走。これをキッカケに、バイクへの苦手意識は消えていました。
「とにかく攻める!」
そう心に決めたバイクパート。1人で乗っているとやはりテンションが上がらないものの、自分より速い選手と競うと、俄然やる気になることを感じていました(最終的にはチギられるんですけど…)。
有料道路を使ったワンウェイコースは、キレイに舗装されたフラットコース。見晴らしも良く、とても気持ち良い風を感じながら走ることができました。平均時速30kmを維持しつつ、「抜かれたらついていく」の気持ちで自分なりに力走。時速40kmを超えたときはやり過ぎたと思いましたが、むしろ気持ちは高ぶっていたように思います。
折り返しコースなので、途中で同じトライアスロンチームの仲間と何人もすれ違いました。そんな中、ふと1つのことに気づきます。
「俺、今チームの中で先頭なんじゃね(;・∀・)!?」
そう。スイムは年代別にウェーブスタート。出場した仲間の中で最年少だった私は、スイムも無事アップできたため先頭にいたんです。当然といえば当然…ですが、いつもならここからバイクでごぼう抜きにされるところ。
「負けねぇ( ゚д゚ )クワッ!!」
良くわからない負けん気が起きて、そう誓いました。バイクが苦手なことは、仲間の多くも知っている事実。だからこそ、苦手を克服した本レースでは、バイクで抜かれたくないと思ったんです。「バイクでも勝負できる」という、自信を持ちたかったのかもしれません。
結果、なんとか仲間からは抜かれず1:27:36でバイクフィニッシュ。館山トライアスロンよりは10分ほど遅いですが、あのときはスイムで泳げず疲労がありませんでした。途中、ちょっと攻め過ぎて中だるみしたシーンもありましたが、自分としては満足です。
さぁ、いよいよレースはクライマックス。最後のランパートへ移ります。
■ラン|脚の痙攣なんのその!
皆さんご存知の通り、私はむしろマラソンをメインに活動しています。3種目の中ではやはりランが最も得意であり、いつも追い上げているパートです。今回も、もちろんそのつもりでした。
「8kmまで4分半/kmくらいに抑えて、ラスト2kmでしっかり上げよう」
足の疲労は思ったより少なく、感覚としては45分切りも狙えるのでは!?と考えていたラン。まずは、バイクを押してトランジションへ入ります。
- バイクをラックにかける
- ヘルメットとサングラスを外す
- ランシューズに履き替える
- サンバイザーを着ける
ペースは順調。4分半前後で走り、足もしっかり動いています。何人か後続の選手に抜かれて悔しい思いをしつつも、マイペース。私自身も、かなりの選手を抜き去りました。ラップを確認しながら走り続け、約5kmのエイドで補給食をもらいます。
しかし6kmを過ぎた当たりから、未舗装路へ突入。思うように走れず、つい力んでしまいました。リラックスしようとしても、着地が不安定で足に力が入ってしまうのが分かります。1km程の区間ながら、想像以上に足がダメージを受けてしまいました。
7km地点、あと1km走ったらペースを上げようという場面です。両足の前ももが痙攣し始め、着地毎に千切れそうになります。体制を立て直し、上半身を使った前傾を維持。着地が身体の下になるようにして、痛みを抑えながら走りました。“軽く走る”ことが、そのまま痛みの抑制に繋がります。つまり、筋肉をできるだけ使わずに走るわけです。
なんとか動けなくなるほどには至りませんでしたが、ペースは上がらず。5分/kmを超える苦しい展開になりました。しかもGPSウォッチを見ると、10kmを過ぎているのに全くゴールが見えない…。
「あと少し」
そう言い聞かせながら走ると、少しずつゴールからの歓声やアナウンスが聞こえ始めました。ラスト500m程になると痙攣も少し落ち着き、ラストスパート!!
そして、48:00でランをフィニッシュ!ゴールタイムは、2:48:54でした。館山トライアスロンで更新した自己ベストを、さらに6分以上も上回っての完走です。「とにかく楽しもう」
とした結果が、自己ベスト。思い返せば辛い場面はありながらも、各パートすべて楽しめたレースでした。コースはもちろんですが、気持ちが楽な状態で臨めたからだと感じています。
■レースを終えて
完走メダルを受け取ると、ものすごい空腹感。しかし実際に食べてみると、内臓が疲れているのか、少しずつしか食べられませんでした。ウルトラマラソンでも内臓をやられることは少ないので、まだ無理な動きがあるようです。
ちなみに、最終的なレース結果は次の通りでした。
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<順位>
・年代別:52位/203人中(男子30-34歳)
<総合記録>
2:48:54 ※自己ベスト6分33秒更新!
<内訳>
・スイム0:33:18(558位)※自己ベスト2分02秒更新
・バイク1:27:36(489位)
・スプリット2:00:54(483位)
・ラン0:48:00(159位)※自己ベスト1分05秒更新
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バイクが自己ベストを出せていれば、2時間40分切れてたと思うと悔しい...けど、これは確実に“次へ繋がる”悔しさです!思えば初めてトライアスロンに出場したのは、2012年の石垣島トライアスロン。そのときのタイムは、3時間15分02秒でした。昨年はトライアスロンをお休みしましたが、2年半弱で25分以上もタイムが縮められたわけです。
まだ課題は多く、決して胸張って「トライアスリートだぜ!」なんて言えるレベルではありません。ムラも多く、次また同じようなタイムで完走できるかも疑問です。しかしトレーニングという努力、そして工夫によってレベルアップできる。マラソンもトライアスロンも、そこが面白い!
今は本命のマラソンレースに向けて、準備期間の段階です。九十九里トライアスロンもまた、トレーニングの一部として位置付けていました。他種目とはいえ、成長を実感できたことは大きな収穫だと思っています。さらに自己研鑚を重ね、マラソンもトライアスロンも頑張っていきます!
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