Running Writer

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“走る”フリーライター・三河の、ランニングブログです。日々のトレーニングやレースレポートなどを、ランニングを楽しむための情報を中心に発信中。仕事や家族などその他の情報は、別ブログ『いいでしょ?僕の人生』で綴っています。


先日(12/21)、ラン歴2年半で久しぶりの“初めて”にチャレンジしてきました。それが、、、

トレイルランニング

です(`・ω・´)ゞ
 (ちなみにトレイルランニングとは、いわゆる未舗装路、特に日本では山を走るマラソン)

これまでハーフやフルマラソン、ウルトラマラソンなど様々にチャレンジしてきました。しかし実は、トレイルランニング・・・未経験なんです。避けていたわけではないのですが、ついロードのレースが多くて出ていなかったトレイル。遂に「鋸山トレイルランレース」(28kmの部)で挑戦したわけです!

■入念な準備で当日に備える
なにせ“初チャレンジ”です。服装や補給食といった装備など、分からないことだらけ┐(´д`)┌
しかし、だからこそワクワクするじゃありませんか。周囲にトレイルに良く出ているランナーはいるのですが、敢えて誰にも、何も聞かずに用意しました。(厳密には、Facebook投稿へアドバイスを幾つかコメント頂きました)
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これでバッチリ!
膝の隠れるロングタイツは普段あまり履かないのですが、転ぶことを考えて怪我防止に装備することを決めました。腕は温度調節ができるよう、アームカバーを装着します。

ちなみに、本レースの目標は5時間以内!フルマラソンより距離は短いですが、よく「トレイルはロードの1.7倍だと思った方が良い」なんて聞くので、分からないながら決めた目標です。何より、まず無事に感想することが一番。ですので、補給食もエネルギーやアミノ酸系などしっかり持ちました。

さて、どうなることやら(;´∀`)

■先日までの雨が・・・
電車に揺られること約2時間!会場に着くと、すでに大勢の方々が集まっていました。
写真 2013-12-21 9 26 11
しかし集まりが悪いようで、スタート時間が15分遅れ。体が冷えないようにするのが大変です。
この日、前日までは雨が降っていました。そのため写真では分かりづらいですが、地面は物凄いぬかるみ。会場でも、水たまりが数多く見られます。

そして9:45、遂にレーススタートです!
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スタートして1kmほどはロードを走りますが、侮ってはいけません。山に入る前から、すでに坂道だらけ。早くも、歩くランナーが出始めています。
私は「舗装路と下り、平地は走る!」と決めていたので、なるべく脚の力に頼らないようフォームに気をつけて走ります。前傾、腰の位置、腕振り・・・
写真 2013-12-21 10 17 51
しかしいざ山に入ると、そうもいきませんでした。雨で山道が危ないことと、入口からいきなり急な坂になっていることで、ランナーは全員徒歩。しばらく前に進むことが出来ず、前のランナーに合わせて私も歩きます。
本音を言えば、多少の坂なら元気なうちに少し走りたかったのですが、道も狭いので追い抜くことも出来ず。ただ今考えれば、ここでガンガン走っていたら、完走していなかったかもしれません。

■“ありえない”コースが目の前に!
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コース上には、こんな場所もありました。奥に見えるのは「トンネル」です。このトンネル、意外と長いのに中は真っ暗。前に見えるランナーが、中に入ると全く見えませんでした。本当に危ない・・・

レース中にエイド(給水所)は2箇所。順調に走っていたのですが、腹痛に襲われて2つ目のエイドでトイレに駆け込みました。3名が前に並んでいて、だいたい5分ほどロスしてしまったでしょうか。しかしコース中にはトイレなど皆無なので、“大人として”行かなければならないのです( ー`дー´)キリッ

しかし・・・

 「止まった」ことが、命取りとなりました。再び走り始めると、脚にはそれまで感じなかった物凄い疲労。暫く走ると、両足の腿を攣ってしまう事態に。特に下り坂では、激痛が走ります。あまりに痛むので仕方なくストレッチしようと立ち止まると、

「痛い痛い!!!!」

つい声を挙げてしまいました。なんと、さらに両足の脹脛を攣ってしまったのです。この時点で、もう走ることは不可能。座ることも出来ず、岩に手をついて脚の筋肉全体をグッと伸ばし続けます。
5分ほど経ったでしょうか。とりあえず痛みが少し引いたので、前へ。筋肉はパンパンになっていましたが、なんとか走れるようになりました。再び攣ってしまわないように脚の運びに最新の注意をはらい、遅れを取り戻していきます。
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そんな脚で、こんな場所を走るんですよ。まぁ、足場も悪くて実際には歩かざるを得なかったのですが。
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登り切ると、今度はこんな場所。足元は岩だらけで、下り坂ですが思いっきり走れません。脚をくじいたりしたら大変ですので、慎重に進んでいきます。
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こういうの、本当に勘弁して欲しいですよね。登って下ったら、再び上る。写真で上の方に人の姿が見えると思うのですが、これが前を走っているランナーです。グルっと回り道で、あそこまで上ることになります。もう、上り坂とかなくて良いですよ・・・
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しかしこの風景は、鳥肌ものでした。まさに私は、今「大地を走っている」んだなという感覚。草と岩だけの道を、ずっと自らの脚だけで進んでいくのです。再び脚は攣りそうになっていますが、既に残り数kmまで来ていることもあって、脚は自然と進んでいきました。

■ゴール!その壮絶さをシューズが物語る
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最後は再び脚が攣ってフラフラでしたが、なんとかゴールしましたよ!顔は元気ですが、脚はガクガク。久しぶりに、ゴール歩くのもキツかったです(=o=;)

ゴールタイムは【4時間17分】!!
目標達成、しかも上位30%に入ることができました。初チャレンジとしては、大満足の結果です。 レース中は難度も心が折れそうになりましたが、走り終われば清々しいものです。
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ちなみに、走り終えたシューズの様子。一応、「黒と黄色」のトレランシューズ(SALOMON XR MISSION)です。ソックスは5本指TABIO、タイツはCW-Xのロングタイツ(ジェネレーターモデル)です。
シューズは1年前くらいに買っていましたが、ソックスとタイツは未使用。どれも走る前は新品同様だったのに、泥でこの通りです。洗濯大変だった...

足元はぬかるんで滑るし、粘土質の土は脚が抜けなくなりましたよ。転びはしませんでしたが、それでもこの状態。ランナーの中には、「明らかにコケましたね」っていう方もたくさん。新品のウェアとか、着ていくもんじゃないですね(^_^;)

■走った後は、もちろん!
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もちろん今回のレースも、パソコン持参。トライアスロンチームの仲間も出場していたのですが、着替えを待つ間に一仕事。インターネットはiPhoneのテザリングで繋ぎます。このときやったのは、

・メール返信×5通
・納品原稿のチェック×2本

所要時間は、約15分。パソコンをMacbookにしてから、外での作業も効率的になりました。

■走った後は、やはり!
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走った後は、仲間たちと一緒に腹ごしらえ!せっかく海の近くに来ているので、ちょっと奮発してお寿司&ビール。満喫しました〜(≧∇≦)/
その地域で美味しいものを食べるのも、レースの楽しみと言えます。
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外に出ると、キレイな夕焼けに癒されました。山、そして海まで満喫できるなんて、お得です♪

「次のトレイルは、何出るの?」

と何名かの方から聞かれますが、ハッキリ言いましょう。

「またトレイルを走るかは、未定ですw」

トレイルレースは魅力たっぷり。ハマる方がたくさんいるのも頷けました。しかし個人的には、ちょっと次は考えたいな〜というのが正直なところ。その理由は、
  • 怪我のリスクが高い
  • 下手すると命の危険がある
  • 周囲へ常に気を張らなければならず、ランだけに集中できない
といったところ。特に3番目は重要です。脚はもちろん攣るなど酷使されたのですが、何より気持ちが疲れました。心身とも常に緊張した状態で走っていたからだと思います。これが『ランを楽しむ』という視点から少し外れてしまうのと、記録を狙うほどガンガン走って危険も増すので、簡単に出られるものではないなという感想。ただし雨後のレースでなければ、少し違った感想になるのかもしれません。

年内のレースは、残すところ1つ。12/30(月)に行われる「ベジタブルマラソンin熊谷」を、トウモロコシで走ります!脚の疲労はもう癒えているので、切り替えてトレーニング頑張ります!
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