先週末の1/25(日)、天候にも恵まれる中『第63回 勝田全国マラソン』に出場してきました。この大会は過去に2回走っており、いずれもPB更新という相性の良い大会。そんな勝田全国マラソンで、今年はちょっとしたチャレンジをしてきました。それは…
初めて、ルナサンダルでフルマラソンに挑戦です!
ちょっと不安だったので、元気を持ち続けるためにトウモロコシを着用。 これで、周囲から応援パワーをもらいます。
普段からトレーニングでサンダルは頻繁に利用していますが、 最長でも30km程度。しかも、LSDなどペースのゆったりしたトレーニングのみです。しかし今回、目標はサブ4と決めました。そもそもサンダルで走りきれるのかも不安ながら、仮装するならばそれなりの走りをするのが自分ルールです。
「なぜ、サンダルで走ったのか?」
そんな疑問もあるでしょう。その理由は、これまで取り組んできたフォーム改善の確認のためです。
サンダルでは地面からの衝撃をダイレクトに受けるため、フォームが崩れれば大きな負担が掛かります。いかに無駄な動きをせず、消費の少ない走りができるか。特にある程度ペースを上げると、意識がフォームに及ばなくなりがちです。そのため、あえてサンダルでのレース出走を決めました。
■序盤は好ペース
記録を狙うときには先行逃げ切りタイプなのですが、なにせサンダルです。序盤からスピードを出してしまうと、脚を痛めてしまう危険性もあります。そのため、今回のテーマは『持続』。サブ4目標ということで、後半失速の可能性を考えつつ5:30/km程度を維持しました。
若干暑いくらいに天気にも恵まれ、快調なスタート。最初2kmは団子状態で6:00/km程度でしたが、予定通りのペースで走り続けます。脚に痛みは無し。むしろ無駄な動きなく、スタスタと進めているような気さえします。
コアを意識して身体を支え、姿勢を保ちながら前傾姿勢を保ちます。腕をしっかり振りつつリズムを作り、ケイデンスを維持。着地時もほぼ無音で、地面を受け流すように走りました。常に頭の中では理想のフォームを描き、ガラスなどがあれば自分の姿を確認します。ときどき、
「トウモロコシさん!頑張って!」
「サンダルですか!凄いですね!」
なんて声を掛けてくださるランナーがいらっしゃり、気持ちも上がります。ペース自体は普段に比べて速くないので、会話する余裕もありました。
しかし、途中で何度か後に影響するトラブルが。
エイドの周りが、ランナーのこぼした水でビチョビチョ。道路一面に水が広がり、中には水たまりのようになっている場所も。サンダルで走っていた私はその水を避けられず、足の裏がその度に濡れてしまいました。(出来るだけ、給水は他ランナーに迷惑が掛からないように取りましょうね…)
■30kmからの失速
実は10km過ぎ頃から足の裏に違和感があり、しかし痛みではなかったので気にせず走っていました。しかし20km頃から痛みが出始め、フォームが崩れがちになります。ゴール後まで見なかったのですが、痛みの原因はコイツでした↓
そう、マメです。しかも特大の…。
写真は左足ですが、右足もまったく同じ状態。考えられる原因としては、
前者については、サンダルで走るようになってから足のサイズが変わったことが事実。指が伸び、足の幅も少し広くなった気がしていました。長く履いていますので、それならサイズが合わないのも必然。サンダルの端部分とはみ出した足が擦れていたと考えれば、マメの位置も納得です。
そして後者が、それに拍車を掛けてしまったように思います。マメのサイズは非常に大きく、走り終えた時点では血マメに。靴のようなムレもないハズなのに、足の表面がふやけている部分もありました。これは、思わぬトラブル要因…今後のサンダルランでは改善の余地がります。
それでも30kmまでは、ペースを維持していました。むしろ、サブ3.5も狙える程です。しかしマメの痛みでフォームが崩れてしまい、次第に疲労が溜まっていきます。もちろん、無理すればそのまま走り続けられたかもしれません。しかし自分の中で、このレースはあくまでもトレーニングの一環。まもなく2/7には、『沖縄本島1周T.O.F.R』という280kmレースも控えています。
「ここは無理せず楽しんで、サブ4をキッチリ達成しよう」
頭の中でそう切り替え、自然と失速。前半で抜いたランナーと再びお会いすると、しばらく会話しながら走る場面もありました。応援の方々に声を掛けたり、ハイタッチしたり。ペースを落とすと、サンダルを履いていることに気づく人も増えるようです。
■勝田を堪能してゴール

最後の5kmは非常にキツかったものの、無事にゴールまで辿り着きました。ゴールして歩き始めると、走っているとき以上にマメの痛みが…。走りに集中できていたのでしょうか。
記録は3時間45分15
ネットタイムで3時間42分39秒でした。なんとか、“サンダルでサブ4”の目標は達成です!!
走り終えてから声をかけてくださるランナーも多く、さらにFacebookでもコメントやメッセージを頂くなど、嬉しい出会いがありました。
しかもマメ以外、脚にはほとんどダメージなし!少しだけ股関節に違和感があるのは、恐らくマメをかばい、足底の外側で着地してしまっていたからでしょう。筋肉的な痛み・疲労はなく、翌日からまた走ることができています。マメも帰宅してからすぐ治療したので、すでにほぼ痛みません。
私がサンダルで走るのは、なにも裸足ランナーとして活動したいからではありません。その目的は、本来ならば持っているハズである自分の脚の強さを引き出すこと。シューズに守られない環境でこそ、それが可能と考えています。ですから普段のレースでは、基本的にシューズを履きます。
ルナサンダルやVibramでのトレーニングを取り入れた当初は、数kmでも脚が痛くなっていました。一時期は、使用を控えたほどです。しかしトレーニングを重ねる中で、フルマラソンでも傷まず、むしろ疲労すらあまり感じなくなっています。恐らく、フォーム改善にも貢献してくれているのでしょう。
これからも地道に、自分なりに思考を巡らせながらトレーニングに取り組んでいきます。勝田マラソン、やはり走りやすくて良い大会でした!!

ちょっと不安だったので、元気を持ち続けるためにトウモロコシを着用。 これで、周囲から応援パワーをもらいます。
普段からトレーニングでサンダルは頻繁に利用していますが、 最長でも30km程度。しかも、LSDなどペースのゆったりしたトレーニングのみです。しかし今回、目標はサブ4と決めました。そもそもサンダルで走りきれるのかも不安ながら、仮装するならばそれなりの走りをするのが自分ルールです。
「なぜ、サンダルで走ったのか?」
そんな疑問もあるでしょう。その理由は、これまで取り組んできたフォーム改善の確認のためです。
サンダルでは地面からの衝撃をダイレクトに受けるため、フォームが崩れれば大きな負担が掛かります。いかに無駄な動きをせず、消費の少ない走りができるか。特にある程度ペースを上げると、意識がフォームに及ばなくなりがちです。そのため、あえてサンダルでのレース出走を決めました。
■序盤は好ペース
記録を狙うときには先行逃げ切りタイプなのですが、なにせサンダルです。序盤からスピードを出してしまうと、脚を痛めてしまう危険性もあります。そのため、今回のテーマは『持続』。サブ4目標ということで、後半失速の可能性を考えつつ5:30/km程度を維持しました。

コアを意識して身体を支え、姿勢を保ちながら前傾姿勢を保ちます。腕をしっかり振りつつリズムを作り、ケイデンスを維持。着地時もほぼ無音で、地面を受け流すように走りました。常に頭の中では理想のフォームを描き、ガラスなどがあれば自分の姿を確認します。ときどき、
「トウモロコシさん!頑張って!」
「サンダルですか!凄いですね!」
なんて声を掛けてくださるランナーがいらっしゃり、気持ちも上がります。ペース自体は普段に比べて速くないので、会話する余裕もありました。
しかし、途中で何度か後に影響するトラブルが。
エイドの周りが、ランナーのこぼした水でビチョビチョ。道路一面に水が広がり、中には水たまりのようになっている場所も。サンダルで走っていた私はその水を避けられず、足の裏がその度に濡れてしまいました。(出来るだけ、給水は他ランナーに迷惑が掛からないように取りましょうね…)
■30kmからの失速
実は10km過ぎ頃から足の裏に違和感があり、しかし痛みではなかったので気にせず走っていました。しかし20km頃から痛みが出始め、フォームが崩れがちになります。ゴール後まで見なかったのですが、痛みの原因はコイツでした↓

写真は左足ですが、右足もまったく同じ状態。考えられる原因としては、
- サンダルのサイズが合わず、足がはみ出していた
- 足が濡れたことでふやけてしまった
前者については、サンダルで走るようになってから足のサイズが変わったことが事実。指が伸び、足の幅も少し広くなった気がしていました。長く履いていますので、それならサイズが合わないのも必然。サンダルの端部分とはみ出した足が擦れていたと考えれば、マメの位置も納得です。
そして後者が、それに拍車を掛けてしまったように思います。マメのサイズは非常に大きく、走り終えた時点では血マメに。靴のようなムレもないハズなのに、足の表面がふやけている部分もありました。これは、思わぬトラブル要因…今後のサンダルランでは改善の余地がります。
それでも30kmまでは、ペースを維持していました。むしろ、サブ3.5も狙える程です。しかしマメの痛みでフォームが崩れてしまい、次第に疲労が溜まっていきます。もちろん、無理すればそのまま走り続けられたかもしれません。しかし自分の中で、このレースはあくまでもトレーニングの一環。まもなく2/7には、『沖縄本島1周T.O.F.R』という280kmレースも控えています。
「ここは無理せず楽しんで、サブ4をキッチリ達成しよう」
頭の中でそう切り替え、自然と失速。前半で抜いたランナーと再びお会いすると、しばらく会話しながら走る場面もありました。応援の方々に声を掛けたり、ハイタッチしたり。ペースを落とすと、サンダルを履いていることに気づく人も増えるようです。
■勝田を堪能してゴール

最後の5kmは非常にキツかったものの、無事にゴールまで辿り着きました。ゴールして歩き始めると、走っているとき以上にマメの痛みが…。走りに集中できていたのでしょうか。
記録は3時間45分15
ネットタイムで3時間42分39秒でした。なんとか、“サンダルでサブ4”の目標は達成です!!
走り終えてから声をかけてくださるランナーも多く、さらにFacebookでもコメントやメッセージを頂くなど、嬉しい出会いがありました。
しかもマメ以外、脚にはほとんどダメージなし!少しだけ股関節に違和感があるのは、恐らくマメをかばい、足底の外側で着地してしまっていたからでしょう。筋肉的な痛み・疲労はなく、翌日からまた走ることができています。マメも帰宅してからすぐ治療したので、すでにほぼ痛みません。
私がサンダルで走るのは、なにも裸足ランナーとして活動したいからではありません。その目的は、本来ならば持っているハズである自分の脚の強さを引き出すこと。シューズに守られない環境でこそ、それが可能と考えています。ですから普段のレースでは、基本的にシューズを履きます。
ルナサンダルやVibramでのトレーニングを取り入れた当初は、数kmでも脚が痛くなっていました。一時期は、使用を控えたほどです。しかしトレーニングを重ねる中で、フルマラソンでも傷まず、むしろ疲労すらあまり感じなくなっています。恐らく、フォーム改善にも貢献してくれているのでしょう。
これからも地道に、自分なりに思考を巡らせながらトレーニングに取り組んでいきます。勝田マラソン、やはり走りやすくて良い大会でした!!