Running Writer

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“走る”フリーライター・三河の、ランニングブログです。日々のトレーニングやレースレポートなどを、ランニングを楽しむための情報を中心に発信中。仕事や家族などその他の情報は、別ブログ『いいでしょ?僕の人生』で綴っています。


少し過去に遡ってしまいますが、9月25日(日)に「秋田100キロチャレンジマラソン」へ出場しました。東北出身でありながら、なんと秋田県を走るのは初めてのこと。トレーニングシーズンということで疲労を残しながら…ざっくりですが、感想を交えつつ大会を振り返ります。

◼前夜祭で験担ぎ
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秋田には前日入り...と言いつつ、実はその前に実家(宮城県)に泊まり、秋田まで知人の車に乗せてもらいました。会場に着くとすでにランナーが集まり始めており、中には顔見知りの姿も。まずは受け付けを済ませます。
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ゼッケンに何かコメント欄があったので、『葛飾柴又』と書いてみました。これが実はなかなか掴みが良くて、レース中はたくさん

「柴又から来たの!?」
「おっ、寅さん!」

なんて声を掛けてもらえました。しかも同じ葛飾区から来たランナーにもゴール直前でお会いできるという嬉しい展開。たまにメッセージを入れられるゼッケンがありますが、書いておくものですね。
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そのまま受付会場では前夜祭が開始!食べ物&飲み物がたくさん振る舞われました。お蕎麦を頂きましたが、なかなか美味しかったです。室内だけでは入り切らず、外にまでテントが張られ、最後まで大盛り上がりの前夜祭になった様子。しかしウルトラランナーって、どの大会でも本当によく飲みますね。人のこと言えませんけど…。
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知人に教えてもらったのが、こちらの験担ぎ。前夜祭で出されたお酒のラベルを、エントリーハガキに貼り付けます。これで、しっかり100km走り切れるのだとか。はてさて、いったい本番はどうなることやら。いよいよ本番を迎えます。

◼前半はひたすら登り坂
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熱気に包まれて、朝4:30にスタート!本大会は制限時間が13時間で短めなのですが、なぜかスタートが早い。3:00起きだったので、眠気が抜け切らないまま走り出しました。ちなみに写真左下にいる緑の彼が、今回車に乗せてくれた知人。カトルス人です。
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レースと言えばコースが気になるところ。事前に調べておきましたが、前半はずーっと登り続けます。43km付近で最高点に到達しますが、40km頃から一気に急坂になるというオマケ付き。まぁ、全フラットなウルトラマラソンなんて珍しいですから。むしろアップダウンも楽しみの1つでしょう。

走り出してすぐにトイレに駆け込みましたが、ここで15分以上をロス。知人と走ることになっていたので、追いかけるのが大変でした。しかもこの日は以降もお腹の調子が悪くて、何度もトイレに立ち寄ってはダッシュで追いつく、まるでインターバルのようなレースに。何も言わずに先へ進む知人...さすが。しっかり鍛えてもらいました。
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しかし秋田県、景色は最高です。もう少し遅ければ紅葉もキレイだったのでしょうか。深呼吸すると、とても清々しい空気が身体を満たしてくれるようです。ちょうど新米の季節、田んぼにはビッシリと稲が揺らいでいました。
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そして、やはり40km付近からの登り坂はキツい。歩くほどではないものの、序盤でかなり脚を使ってしまった方も多かったはず。しかもこの日は気温が高くなり、どんどん汗が吹き出てきました。トウモロコシの仮装には、なかなかの洗礼です。
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やっと登りきると、目の前には長く続きそうな下り坂!!

もちろん下り坂でペースアップすると脚に負担が掛かるのですが、周囲は心地よい緑溢れるコース。自然と身体が前へと進んでしまいます。しかしここで、私は大きな勘違いをしていました。「ここまでずっと登りだったから、後半は下りとフラットが多いのだろう」…と。

◼後半はアップダウンの連続
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確かに、登った分だけ下ります。しかし残念ながら、ずっと下りというわけではありません。むしろ下っていることを疑うほど、アップダウンの連続です。累積標高こそ800m弱ですが、繰り返すアップダウンは想像以上の負担になりました
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救いなのは、相変わらずの素晴らしい景色。天気も良くて、見るたびに心癒されました。写真撮っていると、すぐに知人に置いていかれるんですけどね。
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そしてこの大会は、沿道の応援がとても温かい!決してワイワイ大勢の応援がいるわけではありません。しかし地元の皆さんが自宅前に出てきて、椅子に座ったりゴザを敷いたりしながら「頑張れ〜」と声がけしてくれます。写真では見えませんが、偶然に通りかかった電車内からも手を振ってくれる人の姿が。とても気持ちがほっこりします。
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最後に待ち構えていた急坂(写真なくてすみません...)を越えて90km。実はシューズが合わなかったのか、インターバル的に走った負担が大きかったのか、登り坂はほとんど走れなかったのは内緒です。それでも残り10km...本当にゴールがあるのか疑わしいほどのどかな風景ですが、進むしかありません。走れば、ゴールがあるのだと。
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ほら、ちゃんと民家のある地域に出てきました。ゴールが近づくにつれ、少しずつ気持ちが高まってきます。ここまで10時間を少しオーバーするペース。自己ベストに比べれば1時間ほどゆとりがありますが、やはり100km走れば疲れますね。
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最後に通るのが、こちらの商店街。道中にはお店の方や地元の方など、たくさん応援に出てくださっています。その地域の空気感があって、とても良い感じ。最後まで気持ちよく走らせてもらいました。10時間15分23秒で、無事にゴールです!
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ゴール直前にあった、こちらの太鼓。なんと、これで一番小さいそうですよ。恐るべし...。4人がかりで叩く巨大な太鼓は、ランナーが来たことを知らせる合図。迫力ありました!
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こちらが完走証ならぬ『認定証』です!木で作られていて、なんとまな板になるのだとか。実際にまな板として使用している人がいるかは知りませんが、我が家ではパソンデスク横に飾っています。ちょっと珍しい認定証、これをゲットするだけでも価値があるかも。
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ゴール後はプールに冷たい水が張られていて、アイシングができます。水がぬるくならないよう、定期的に氷を入れてくださっているという素晴らしさ。暑かったので気持ちいい!ついつい長居してしまいたくなります。一緒に走った知人、また途中で一緒になったランナーさんと、しばし談笑しました。
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そしてランナー特典で食べられる、きりたんぽ(&ビール)!これから鍋の季節、きりたんぽは美味しいですよね。私は宮城県出身ですが、同じ東北ということもあってよく食べました。温かいスープとボリュームあるきりたんぽが、体の中から疲れを癒してくれます。感謝!
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実のところ今回は昨年末に出場した「青島太平洋マラソン」に続き、にしおかすみこさんとの併走しました。サブ10を目指しての出走...残念ながら達成はできませんでしたが、女子8位入賞という素晴らしい結果に。ちゃっかり地元新聞にも写り込みましたが、詳しくは本人のブログをご覧ください。

初めて参加した「秋田100キロチャレンジマラソン」。自然に囲まれた素晴らしいコース、そして地元の方々の温かさに触れられる大会でした。今年が第26回目の開催とのことですが、さすが運営もしっかりしていました。ぜひ来年、エントリーを検討してみてはいかがでしょうか? 
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