Running Writer

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“走る”フリーライター・三河の、ランニングブログです。日々のトレーニングやレースレポートなどを、ランニングを楽しむための情報を中心に発信中。仕事や家族などその他の情報は、別ブログ『いいでしょ?僕の人生』で綴っています。


“寅さん”で有名な東京都葛飾区の柴又を出発し、埼玉を越えて茨城県五霞町へ。そして、再び柴又へと戻ってくる100kmのマラソン大会「柴又100K」が、先週末に開催されました。以前は葛飾区に住んでいたこともあり、実は第1回からずっと出場している大会。そして葛飾を盛り上げるべく、毎回トウモロコシの仮装で走っています。

今年で7回目を迎えた「柴又100K」ですが、懲りずにまた“トウモロコシ”仮装にて出場してきました。スマホを持たなかったので写真少なめですが、簡単にレポを残しておきます。ちなみに、今回は以下のような装備で挑みました。

暑さに苦しむ前半戦

当日の天候は曇り、気温も予想では最高20度ほど。やや湿度は高めですが、マラソンには適した気候でした。そのため、暑さ対策など甘く見てしまっていた…という方は多いかもしれません。実際、私の周囲でも熱中症になったという声がチラホラ。今年は少し例年より開催時期が早まったものの、やはり“暑さ”はランナーを苦しめました。

スタート時間は6:30。そこから時間と共に、当然ながら少しずつ気温が上がっていきます。しかし曇り空であれば、それほど暑さを感じることはないでしょう。しかし、恐らく多くのランナーにとって予想外だったのは、埼玉に入ってから晴れ始めたということ。気温が上がるのと共に太陽が現れ始めたのです。

しかも、コース上はほぼ無風状態。湿度が高く往路は私も暑さとの闘いになりました。ましてトウモロコシは、恐らく体感気温が通常より3~4度は高い。涼し気な顔をして走っている一方、中は蒸し風呂状態です。

ただし暑さには強い方なのと、これは予想の範疇で暑さ対策のトレーニング、そしてウォーターローディングと事前の塩分補給は行っていました。そのため驚きもなく、周囲に比べれば快適に走れたと思います。柴又100Kはただウルトラマラソンを走るための練習だけでなく、柴又100Kだからこそと言える対策が欠かせません。来年以降に出場される方、ぜひ覚えておいてください!

シューズからルナサンダルへ履き替え!

OLENO ULTIMATEは足へのフィット感が高く、最近とてもお気に入りのソックス。グリップも強いので、シューズ内で足が遊びません。マメができにくいので、ウルトラマラソンにおススメです。また、今回はさらに練習で良い手応えのあった「CATERPY RUN+」を使用。伸縮性のある靴ひもはシューズと足を一体化させてくれるほか、足の動きに応じて伸び縮みするためストレスがありません。装備としては完璧!と思っていたのですが、思わぬミスがありました。

今回、シューズとして選んだのはHOKA ONE ONEの最新シューズ「CARBON X」。カーボンファイバープレートが搭載され、とても反発性の強いシューズです。このシューズを履いた100Kmマラソンの世界記録挑戦という企画も行われており、ウルトラマラソンで記録を目指すには非常に期待できるもの。入手したのはレースの3日前でしたが、一度10kmほど走ってみた感覚から長距離で試したいという思いが湧き、柴又100Kで使うことにしました。

しかし…

残念ながら、私はシューズに負けました。結論から言えば、このシューズで走るのに値するレベルに到達しておらず、前半から脚が大きく疲労。「このシューズで100kmは走り切れない」と感じたのです。シューズについては完成度が高く、履く人によっては更なる記録向上を十分に狙えるものだと思います。ただ、私ではそこまでの走力がなかったということ。詳しいシューズレポは改めて書きますので、ご興味ある方はお待ちください。

そこで急遽、荷物をドロップできる47kmのレストステーションで、シューズをルナサンダルに履き替えました。計測チップの付け替えなど手間でしたが、これは我ながらナイス判断だったと思います。

強風に煽られながら7度目のゴール!

ちょうど47kmのレストステーションを出ること、再び雲がかかって涼しくなり始めました。しかし今度は、新たな敵が目の前に立ちはだかります。それが“強風”。ただでさえランナーが苦しむレベルの強風、面積が広く思いっきり風を受けてしまうトウモロコシは、まったく思うように前へ進めません。頑張って走っても7:00/kmペースという笑ってしまうような状態です。

とはいえ、それ以外は元気いっぱい!ルナサンダルを履いたことでいつも通りの走りができ、もちろん疲労はあるものの快適でした。そしてこの大会、楽しいのはレストステーションを出てからの復路。コースはほぼ折り返しなので、しばらく後続ランナーとすれ違います。さらに残り30km地点に行くと、後からスタートした60km部門のランナーがいるのです。そのため、いつも私は復路、すれ違う100kmランナーや疲れてきている60kmランナーに、

「頑張りましょう!」

「ナイスランです!」

「もうすぐ給水ですよ!」

などと声を掛けて走っています。お陰でレース後は喉がガラガラになるくらい。ですが、私にとってこの復路こそ、柴又100Kに出る一番の楽しみなんです。毎年のように声を掛けており、そしていつもトウモロコシなので、逆に見かけて声掛けしてくれる方も。中にはブログを見て出場してきたという方もいらっしゃり、嬉しい限りです。

そんなこんな、後半は強風の影響によりペースがた落ちだったものの、なんとか7回連続トウモロコシは完走できました。最近は仮装する機会が減りましたが、この大会だけは、とりあえず10回大会までトウモロコシで走り続けます。

すれ違いの声掛けは、私の方も皆さんから多くのパワーを頂いています。疲れている中、こちらの声に応えてくれた皆さまには心から感謝。来年も、ぜひお互いにパワー注入!で100kmを楽しみましょう。ありがとうございました!!

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