Running Writer

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“走る”フリーライター・三河の、ランニングブログです。日々のトレーニングやレースレポートなどを、ランニングを楽しむための情報を中心に発信中。仕事や家族などその他の情報は、別ブログ『いいでしょ?僕の人生』で綴っています。


2年前にプレ大会を開催し、今年が第2回となった「仙女ウルトラマラニック」。お陰様で参加者が少しずつ増えており、50名強の皆さまが走りに来てくださりました。リピーターも多く、心から感謝です。
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本大会では仙台から女川町まで、約84kmを走ります。数名の限られたメンバーで運営しており、途中にエイドは3カ所だけ。ほぼ自給自足の大会です。私もスタッフとして、朝から荷物運搬やエイドなどサポートさせていただきました。
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この大会の大きな特徴は、なんと言っても運営側にマラソン経験者がいないということ。しかし参加者の皆さんをもてなそうと、全員で一生懸命に考え運営しています。とはいえノウハウが全くないのでは難しいので、企画時から私がアドバイザー兼スタッフとしてお手伝いしてきました。

制限時間が長く、皆さん思い思いに楽しみながら走っているのが印象的。中には途中で塩釜神社に立ち寄るなど、寄り道しながら走破した強者もいます。これが、まさに本大会の狙い。走りながら宮城の良さに触れたり、東日本大震災で被害を受けた沿岸部の今を見て回ってほしい。ですからコースは決めているものの、どんなに寄り道しても自由です。
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とはいえ84kmは厳しい…という方には、松島からハーフ(約42km)というコースもあります。私は松島でエイドサポートを終えた後、そのままハーフ部門の皆さまと女川まで走らせていただきました。毎年恒例の流れですが、私自身、松島以降の沿岸部を実際に見ながら走る機会を楽しみにしています。
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必ず立ち寄るのが、こちらの「旧野蒜駅」。震災後、そのままの姿で駅ホームが残されています。また、隣接する施設は資料館になっており、当時の状況を映像やパネル展示で見ることが可能。立ち寄られたランナーも多かったようです。

この他にも、現地では今もなお復興工事が進められています。そのため毎年走りにくるたび、新しい道ができているなど風景やコースが自然と変わるのも特徴と言えるでしょう。今回も「あの道なくなった!?」「こんなにキレイに整備されたんだ」という光景がたくさんありました。
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ゴールの女川に到着する頃には、すっかり暗くなっていました。毎年ここに来るたび、なんとなく「ただいま」と呟いてしまいます。女川にゴール後は、そのまま駅にある温泉で汗を流す。そして人によっては、ここからが一番のお楽しみかもしれません。
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参加者みんな集まっての懇親会!美味しいお寿司や中華が用意され、冷えたお酒を片手に盛り上がりました。走ったコースの話をしたり、今後出場するレースの話をしたり。まったく知らなかった同士でも会話が弾み、終わる頃にはラン仲間が増えています。
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なお、今回は大会後に初の試みがありました。それが、希望者による「2020年のマラニック考える会」の開催。良かった点や悪かった点、もっと楽しい大会にするための方法を全員で話し合います。どんな意見が出たのか?は、次回開催のお楽しみ。皆さまから受けた忌憚のない意見は、運営側として非常に参考になりました。感謝です!

すでに仙女ウルトラマラニックは、来年の開催に向けて準備を始めています。もっと皆さまに楽しんで走ってもらえるよう、何かできることはないか。検討を重ねレベルアップした大会を目指しておりますので、ぜひともご参加ください。次回開催に関する情報は、ホームページやFacebookでお知らせします!

仙女ウルトラマラニック公式HP
仙女ウルトラマラニックFacebookページ
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